170年の歴史と味を後世へ
和くるみむき工法
加工技術
長門屋の代表的な商品でもある香木実(かぐのきのみ)には和くるみの鬼くるみが丸ごと使われています。鬼くるみは非常に殻が固く、殻を割った際に実も割れてしまうことがほとんどで、丸ごと使うことが難しいと言われています。そのため実を丸ごと取り出す技術も職人技です。その古き良き技術も熟練した技術を必要とするため、時代を重ねるごとに失われつつあります。鬼くるみの加工業者は減っていく一方で数年後にはなくなってしまうという
危機に瀕しています。伝統を守りたいという想いから堀切川教授が技術改善提案を行いました。その提案により、鬼くるみを割ることに成功。現在は実ときれいに取り出すために、開発を続けています。現代の技術によって鬼くるみの実を取り出せる日が現実となる日も近そうです。