通常、加工が難しい難削財やロストワックスからの変形物加工などを得意とするシンコー。次世代を担う様々な産業を支える高度な部品作りにもチャレンジしています。その技術者たちがオリジナルで作り出した消毒用のディスペンサースタンド。新型コロナウイルスの影響により、活動が制限された小さな子どもたち、逼迫する医療現場、地域のためにものづくりの力で何かできないかと考えた結果、非接触で衛生的な足踏みタイプのスタンドを開発するに至りました。堀切川教授訪問からは、ペダル踏み込み時の音やストロークの戻るスピードなどについてのアドバイスを受けました。技術者たちがこだわりを持って制作したスタンドは、本体重心バランスを低重心に設計し、さらに切削により製造しているため、強度・安定感ともに抜群。また、アルコールボトルの大きさは様々であることから、装着部は前後・高さともに調整が可能です。ペダルにはストロークリミットを搭載し、踏み込み量＝噴射量を調整することが出来ます。使用する方の安全性も考慮し、ペダルと連動した足指挟み込み防止シャッターも備わっています。上部のサインボードは、オプションとしてタブレットや検温器の装着も可能です。 ユーザビリティを追求した洗練されたデザインで、あえてデジタル稼働部を排除しものづくりの技術を体感できる、安全性・強度も兼ね備えた高品質ディスペンサースタンド。地域を想う気持ちが沢山詰まった製品となりました。