朝の定番となっているトースト。その焼き目が、自分の好きなキャラクターや可愛らしいイラストだったら、子どもたちは大喜びです。そんな使う方の気持ちまで考えた製品が「パンプリンター」。得意技術であるレーザー加工を施し製品化しました。アルミ製で「熱しやすく冷めやすい」という特徴があるため、ヤケドを防ぎ、さらには錆びないという素材のメリットを最大限に活かしています。さらには、オーブンで熱されたアルミが早く冷めるように薄さも計算。下部の直角に曲げてある部分は技術の賜物であり、パンに焼き目を上手につけるためのガイドの

役割も果たします。 　子どもたちに喜んでもらいたい。食べる楽しみにつなげてほしい。プロの遊び心が、食育にもつながっていきます。ネーミングは堀切川教授が担当し、自由自在にパンへプリント出来ることから名付けました。今回は白河の伝統工芸品である「白河だるま」をデザイン。地元の地域活性化につなげたいという想いが込められています。毎朝、子どもの喜ぶ顔を見ながら食卓を囲む。幸せな日常生活に工業製品が活きています。