先端技術と伝統が融合。


起き上がり金法師
玩具、置物 φ28mm×35mm


医療機器向け精密部品の金属加工を生業とする西田精機が、その加工技術を駆使して製作した金属製の起き上がり小法師です。会津の伝統工芸品である“起き上がり小法師”を、得意とする加工技術で造ってみたらどうなるか、という社員のユニークな発想から生まれた製品です。ただ、金属製で「きちんと起き上がる」というのは思いのほか難しく、素材の比重や重心の検討などの試作と修正の試行錯誤の末、完成しました。また、堀切川教授のアイデアで、会津漆の㈱ユーアイヅとのコラボレーションが実現。
UV漆を使った会津塗りの蒔絵デザインを外観に施し、伝統工芸の雰囲気を醸し出しながらも、金属質で高級感のある工芸品に仕上がりました。七転び八起きの縁起物コンセプトを活かしながら、今後は、より精緻な彫刻加工や伝統工芸柄とのマッチングによる斬新なデザインで、他には無い存在感を持つ製品を開発していきたいと考えています。精密加工のプロフェッショナルが、会津の新しい伝統を創造します。

● オール会津の技術インバウンド向け新定番として