世界にひとつだけのアート
伝統の技と新たな美への挑戦。
伝統の技と新たな美への挑戦。


天然石アート「ネクタイピン」
装身具 W50mm×H5mm


国道289号線沿いに、カフェを併設した工房があります。世界にひとつだけの「くりすたるあーと」を展開する、ひろじぃくりすたるあーと工房です。「くりすたるあーと」とは、京友禅の伝統的な技法を現代に活かしたアートで、特殊な樹脂を何度も施し、その絵柄を留める技法です。デザインは下絵なしで、一点一点が作家のインスピレーションによって描かれていきます。工房に入ると、白河だるまとのコラボで生まれた「桜咲くつや福だるま」がずらりと並び、カラフルな世界が広がっています。そのアートを留める技術に堀切川教授はフォーカスしました。美しさをそのまま留めて魅せることは、まるで光を通すステンドグラス。
光を通すように薄くコーティングすることも可能であることから、どのような「美しさ」を留めるのかを検討しました。そこで目についたものが、装飾などに使用される天然石です。堀切川教授から「石は濡れた時が一番きれいに見えるので、その美しさを留めてはどうか」というアイデアが生まれました。さらに、その美しさを女性だけではなく、男性も使用できるアイテムとしてネクタイピンを発案。そこからはくりすたるあーとのアーティストひろじぃの出番です。打合せ中に試作が完成しました。これから天然石の一番美しい瞬間を日常で身に着けることが出来そうです。

● 打合せ時に試作出来る開発力
● 美しさを留めるアート技法