世界から評価される製品を作り上げる技術者たちが、製造現場で得た技術や経験を生かし、ユーザー目線で使いやすいものづくりを追及。その結果、誕生したのが「MARU MARU・V MARU」です。長年、丸物材をクランプする場合には、クランプの位置、クランプ時の傷、パイプ材についてはその変形など、多くの問題があり、ユーザーがその度に工夫しながらノウハウを築き上げてきました。しかし、この商品は、そんなノウハウの蓄積がなくても、だれが使っても“確実・正確・簡単”に、丸物材をクランプできるバイスを目指し開発されました。「点」ではなく「面」で包んで押さえるため、ワークが変形しにくく、滑りにくいことがポイントです。

ものづくり世界No.1への挑戦と研究開発力の向上をビジョンに掲げる技術者たちが、成熟したと思われていた製品を改めて別の視点から見直し、問題を抽出し改良を重ねる。あらゆる角度から見つめ直し、そして磨き上げることで、その商品に本当の光を与えられるのではないでしょうか。技術を通して私たちの製品を必要としている人の笑顔に出会うために、これからも開発は続きます。

開発された製品の販売はもちろん、その製品から定性的な効果が広がっています。産学官連携により開発された抱きかかえバイスの「機構」を利用した他の製品を製作・販売しています。また、物を押さえる行為は多種多様な業種・業界で行われていることから、一般の方からのバイスの需要を視野に入れて、従来のＢｔｏＢだけではなくＢｔｏＣ向けにホビー用の軽量バイスを展開しています。