福島県会津地方をはじめ、国産の「桐」をスライスし、寄木や象嵌の工法を基にした独自の貼り付け工法でデザインされた壁紙です。（株）松竹工芸社の独自手法を用いて作られた桐の壁紙は、その高級感やオリジナリティーが高く評価されており、ブランドメーカーを通して、多くの国内外の一流ホテル、有名ブランドのブティックなどに採用されております。特に、最大10㎝角の大きさの桐材ブロックの内部に色を染み込ませる新技術を確立し、「斑染め」と名付けたその新手法は、木材全体を深部まで均一に色染めすることや、色の染み込み具合を調整することで多様な彩りを表現・デザインすることが可能です。

御用聞き訪問では、その高級天然木材シートを活用した製品開発を行ないました。通常、一流ホテルなどで使用される壁紙ゆえに高価で、そのまま一般住宅では採用しづらく、また、購入しやすくすることで品質を下げたくはないため、「良いものを身近に」をキーワードにアイデア出しからスタートしています。今回形になった製品は、壁掛けインテリアのアートパネル。女性を中心に人気があり、好きな布やシートを貼り付け手作りする方も多いアイテムです。天然目シートを贅沢に使用したアートパネル「桐絵–KIRIĒ–」として発売を開始します。ぜひ、高級ホテルで流れる時間をあなたの部屋で。