世の中には、いくつもの種類の「糸」があります。天然繊維のものと化学繊維のものがあり、絹やナイロン、ポリエステルなど、用途に合わせて素材も太さも様々。二本松工場では、医療用縫合糸や釣糸をメインに生産しています。糸を作りあげる工程は、生糸という糸の束から繊維を引き出し、強度を高めるために“撚り(” より)をかけ“組紐”(くみひも)にすることで「糸」が出来上がります。この組紐の工程は、糸を作り上げるためのとても重要な技術。その技術を活かし、現在取り組んでいるのは、従来の商品より更に強くて細い糸「超極細の組紐」の開発です。いまだ世にない仕上り径が0.04mm以下という超極細の組紐が、新たな利用分野を拓いていくかもしれません。