田畑を囲むように電線が張られている風景を見たことあるでしょうか。近年では導入している農家も多い「電気柵」です。イノシシなどが田畑を荒らす獣害を防止する役目を果たします。獣害の規模は年々増大し、全国での年間被害額はイノシシ被害だけでも約50億円、福島県だけでも9千万から1億円の被害が報告されています。獣害防止用に設置された電気柵は、雑草や木の枝の接触、機器の故障や充電切れなど、様々な理由で電圧が低下し、本来の効果を発揮できないケースが多く寄せられています。電気柵の管

理も農業に従事する人たちにとって大きな負担となっています。この度製品化された「電圧ガードマン」は、電圧が下がったときに何か検知できる仕組みがあると助かる、いう農家の声から生まれました。現在使用中の電気柵に簡単に取り付けができ、雑草の接触等による漏電・電圧低下を検知し、遠隔地の営農者の方にメールで通知します。これにより、除草時期や充電切れの速やかな把握が可能となり、電気柵の整備・保守のタイミングを逃しません。これこそがスマート農業に沿った先進的な製品です。