保有技術の転換利用


焼き鳥保温台「あったかい」(仮)
トレイ W200mm×H70mm×D130mm


東工業の岸社長が実際よく通う焼き鳥屋で試したところ、大将も気に入ってくれました。楽しい席は話が盛り上がり、食事に手を付け忘れることはありませんか。気が付いたら、焼き鳥が冷たくなっていることも。そんな時に、温かいまま保温してくれる皿があったらいいな、から製品が生まれました。当初、エンボス加工による液はね防止についての技術相談からスタート。表面の凹凸のあるエンボス加工は油切りにも活用できるのではないか、という一言から開発が始まりました。衛生面と耐久性でステンレスを採用し天板の下にカイロを貼り付けたり、下皿に炭を入れることで、表面は温かさを保持できます。
また、アウトドアでも網の上に置いておくと焦げてしまったり、残念な事にならない自分用のアイテムになります。ほんのりした温かさから、焼けない程度の熱さまで、という絶妙な温度変化を具現化しています。板の薄さや置き易さ、溶接前の反りの調整など、細やかな技術が光る製品です。訪問からほんの数時間で第一弾の試作品が完成し、現在もブラッシュアップを重ねる期待値の大きな製品です。今後はこの保温性能を焼き鳥以外にも広げ、さらには「保冷」にも活用出来ないか、など日々チャレンジしています。

● ありそうでなかったアイデア製品
● 細やかな技術光る